ユニットバスのサビ補修

2017/11/19

お風呂コーティングの仕事はユニットバスの壁の錆びとの戦いです。マンションオーナー様からすれば、退去時の現状復帰のリフォームには出来るだけお金をかけたくは無いのが人情です。
しかし、放置していても良い物や放置していた為に、後から大金を投入せざるを得ない物も有ります。今回はユニットバスサビ補修を専門業者以外(多分、内装業者さん)に応急処置をさせているリフォーム事例です。

ユニットバスの補修は専門業以外は危険です

安上がりですがやってはいけないのがユニットのサビを隠しただけの補修です。本当は補修にはなっていません。目隠しです。ユニットと同一素材のFRPの板なら良いのですが、金属板を貼っている例もよく見受けられます。専門業者ならこんなことは絶対にしないのですが、大家さんもコストの関係で内装業の方についでに頼むのが多いようです。
サビについての注意点を上げていきます。

  1. ユニットバスのサビ補修の悪い例
  2. 内装業者の応急補修では役に立たない
  3. 本当は怖いユニットバスのサビ
  4. リプロのコーティングでのサビ補修
  5. ユニットバスのサビ補修のまとめ

 

ユニットバスのサビ補修の悪い例

ユニットバスのサビ補修の専門業者以外の施工例の写真1
赤い枠の部分が補修箇所ですが。

板を当ててサビを隠すように補修はしていますが、補修板を外してみると。

ユニットバスのサビの応急処置の不具合の写真1

ただ単にアクリル板かプラスチックの板を貼っているだけのサビ隠しです。(ボロを隠しただけです。)

何故、これがダメなのか検証してみます。

内装業者の応急補修では役に立たない

先ほどのユニットバスのサビ補修の板を撤去した写真をよく見ると。

専門業者以外のユニットバスのサビ補修の中身の写真
青で囲んだ部分が問題です。

 

青線で囲った部分に塩ビ鋼板のサビが浮き出て表面の塩ビシートを押し上げているのが解ります。

結局、サビの補修は出来ていないんですね。(応急処置にもなっていません。単なる目隠し、いや騙しですね。)

本当は怖いユニットバスのサビ

表面の塩ビを剥がしてみると予想通り下地の鋼板が相当錆びていました。

ユニットバスの壁の錆びを落としているところの写真
床との取り合いもこの通りサビだらけです。

このまま放置しておくと確実にサビが広がり、壁に大穴でしたね。こういう状態ってことはマンションオーナー様はほとんどの場合知りません。

お風呂の補修の費用だけ見て(多分、3万円もいかないと思います。)安くついたと喜んでいるのが大半です。
ここが落とし穴ですね!2〜3年で応急処置をした板の上にサビの予備軍のぶつぶつ(サビが表面の塩ビを押上ます。)がドンドン出て来ます。
この時はほぼ手遅れで20センチ以上の穴が空いてしまいます。

リプロのサビ補修と浴室コーティング

ユニットバスの再生専門業なら、まず丁寧にサビを落としてその後に錆び止めを塗布します。

サビを落とした後の錆び止め材を塗布の写真
別の施工場所の写真ですが参考に

この後にFRPの板を接着して錆び補修は完了です。ここで終わりでは有りません。これではまた、水が廻る恐れが有ります。
そこでコーティングの出番です。これをすることに依って完全に防水効果が出ます。

サビ補修を行いFRPの板を当てて全体をコーティング処理した写真
赤線で囲った部分が施工範囲

補修用に使用するFRPの板は3mm厚なので目立ちません。

全体はオフホワイトで浴室コーティングを施し美観も損ねないようにしています。

コーティング施工後の3点式ユニットバスの写真

コーティング施工後の3点式ユニットバスの写真

ユニットバスのサビ補修のまとめ

  • 必ず専門業者に相談しましょう
  • 内装業者や大工さんに依頼するのはやめましょう。(防水と言う概念がありません)
  • 壁の表面にニキビの様なぶつぶつを発見したら塩ビ鋼板は錆びています。(この段階であれば補修費用も安くつきます。)
  • 仕上げに浴室コーティングを施せば完璧です。
  • 放置しておくのは論外です。(ユニットバスの交換でも良い方はどうぞ、そのままに。入居率は悪くなりますが!)

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