ひどく汚れ、傷んだ小さなハーフユニットバスのリフォーム方法でのベストアンサー

ハーフユニットバスのコーティングお風呂リフォーム
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汚れて傷んだ小さなハーフユニットバスのお風呂は老朽化すると厄介です。ほぼ交換ができないということです。

浴槽や床のFRPが経年劣化によりひどく傷んでいたり、大きな亀裂ができていたりすると手の打ちようがないのが現状です。

ハーフユニットバスのリフォームはなぜ難しいのか

では、なぜハーフユニットは賃貸マンションやアパートにおいて現状復帰後も放置されているのでしょうか?

ハーフユニットとは

バスタブと洗い場、腰壁下(壁の下部分)だけが、ユニットバスのようにセットになっていて、腰壁上(壁の上部分)と天井については、後付けで在来工法のように施工されたお風呂のことを言います

私の考えですが列記しました。

  1. 狭小なので交換できるユニットバスが無い
  2. 壁や天井は在来工法
  3. バスタブ交換ができない

ハーフユニットバスは大きさはいろいろあるのですが、ここで問題にしているのは25年から40年前くらいにワンルームや小さなお部屋のアパートに設置されたユニットバスを指します。

大きさ的には幅が60~70㎝ほどで長さが120㎝くらいのユニットです。ハーフと言われているのは通常ユニットバスですと浴槽・床・壁・天井となりますが、ハーフユニットバスは浴槽・床のみです。

問題となるのはその大きさで昔作られたこのタイプは幅が狭いので今のユニットバスでは小さくて入らないのです。入るように浴室ごと壊して新たに作れば可能です。ところがそうはうまくはいかない事情があります。

多くはワンルームアパートや文化住宅に設置されていますが、その大多数が部屋全体も狭小でそのスペースも取れないのです。

ユニットバスを交換することができないのなら部分的なリフォームはどうなのかという問題です。

2番目のリストになりますが、壁はユニットではないのでタイルかモルタル壁です。長年の経験から経年劣化するとタイルの欠損やひび割れも多く、同じタイルがなく、全面張替えとなるか、見た目に変ですが予算の都合で違うものを使っているのを見かけます。

それと、腰壁周りのタイルの部分の上のモルタル仕上げの部分に大半の方が頭を痛めています。

なぜかというと一般の塗料では浴室なので塗料のノリが悪くはがれています。我々が床っている浴室専用塗料でも石のようなものはダメなので難しいところではあります。

3番目のバスタブの交換は床の防水パンと一体になっているので不可能です。浴槽のみ取り替えれればコストパフォーマンスも良いのですが。

このタイプの劣化が激しくリフォームをしたいのは最低でも浴槽なのです。

できることなら全交換という方法も考えたいのですが、不可能です。なぜなら、狭小サイズのハーフユニットバスもフルユニットバスもありません。

難しい点ばかり書いてきましたが、それではどうするのか? 一番良い方法を解説します。

ハーフユニットバスの浴室再生塗装(コーティング)がベストアンサー

このタイプは古いアパートやマンションで今でも現役で使われています。 今回は劣化の激しいハーフユニットバスの浴槽のコーティング例です。まずは施工前からです。

リフォーム前のハーフユニットのお風呂

かなりの傷みかたです。

経年劣化の激しいハーフユニットのお風呂

浴槽の底の拡大写真です。もうボロボロです。

このタイプの築年数40年以上のアパートもまだ現役で見るのも事実です。(2021年1月)

我々、浴室再生塗装業者ならFRPの欠損や老朽化によるひび割れは樹脂ライニングで補修し、再生塗装するのは当たり前です。経験を積んでいる業者は対応件数も多いので安心できます。

下記の完成写真と見比べていただければ一目瞭然です。

ただ大きな問題は次の価格面だけです。

ハーフユニットバスのリフォーム価格

このハーフユニットバスは入れ替えるとしても腰壁下と床と浴槽が一緒になっているので撤去等、施工費がお客様にかなりの負担になります。

コーティングなら8〜10万円程度で済みます。 多分、入れ替えの費用と比べたら1/3以下のコストです。

と誇らしげに言いたいのですが、このタイプの浴室を持つアパートの多くは家賃設定も低く、再生塗装のみの費用の捻出もむつかしく、ましてひび割れ等の樹脂ライニング補修の6〜8万円が一番のネックになります。

仕上がりはこんな感じで最高なのですが、価格の問題もオーナー様には発生します。

我々業者としてはお気の毒には思いますが、無理なダンピングはできません。

コーティング施工後のハーフユニットバス

良い感じにリフレッシュできました。

完成後の浴槽

浴槽の底もこんな感じです。

ハーフユニットバスの浴室もリフォームのやり方で安上がり

結局安くうまくリフォームをしようと思えば知識を持つことです。また、業者の言いなりにならないことです。この記事を書いている私も浴室専用業者です。もっともっと調べてみてください。

ただし、ポータルサイトの記事は信用できないものが多いです。各論ではそこそこ合っているものの、結論で我々専門職と180度違う結論も見受けられます。やっぱりただのライターがいろいろな記事を参考ににして書いているだけです。残念ですが。

本論に戻りますが、古い小さなハーフユニットもバスタブを浴室再生塗装でよみがえらせばまだ、10年は使えます。樹脂ライニングで強度を持たせることも可能ですので安心してください。

築40年のお部屋のお風呂が甦ったでしょう。 肌触りが写真でお分かりいただけないのが残念です。

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