在来工法のお風呂のリフォーム

2012/04/11

古い戸建やマンションで在来工法のお風呂はリフォームが簡単そうで難しく、費用がかさむのが現状です。

対策方法や最近流行のリフォームを紹介します。

空家が増えるタイルのお風呂

最近は在来工法のお風呂を持たれている賃貸マンションオーナー様や管理会社様からリフォームの依頼が多くなって来ています。

持ち家の方も参考にしてください。役にたちますので!


空室が増える原因は簡単です。お風呂が在来ということはマンション自身も老朽化しています。


お風呂以外の間取りの使い勝手が悪いのとずばり、在来工法の床、壁がタイル張の浴室は敬遠されます。


敬遠理由は冬は寒々と冷たいこと。たいていの場合は狭いことがあげられます。この点は個人の持ち家の方も同じ思いでしょう。

在来工法のお風呂のリフォームがむつかしい点

一番簡単なのはユニットバスに入れ替えることですが、問題は2点有ります。

  1. 家賃設定が低いマンションではむつかしい
  2. 現状より入れ替えができるケースでも小さくなる

家賃収入から考えて入換えのコストが50万円以上で(解体、撤去費用を含む)部屋の現状復帰のコストに加えての負担となると採算が取れにくい点。

もう一点は現状でも狭いのにそれ以上に狭くなると言う点。

いろいろとむつかしい点もありますが、実例をあげて説明します。

リフォーム方法の実例

今回のケースも大規模にリフォームをかけたのですが、お風呂が欠点になり入居者が決まらないと言う例です。

建物は築30年超えですが手入れの行き届いたマンションです。外壁改修も済ませ共有部も奇麗です。

築年数が古く、浴室が在来工法のマンション
外観はこんな感じです。

今回のお部屋は大規模リフォームをかけて他のお部屋とは間取りも内装も断然良くなっています。オーナー様の苦労が報われれば良かったのですが。

うまくは行かないもので何か月たってもこの部屋は空室のままでした。

マンション住戸内をリフォームしキッチンを替えた写真
キッチンもこの通りです。

お風呂は在来のタイルのお風呂です。

住戸内をリフォームする前の在来工法のお風呂

在来工法のお風呂内のステンレスの浴槽
全体はこんな感じです。

床が問題です。

在来工法のお風呂の床のリフォーム前のタイル部分
排水溝への段差が気になります。

タイルの無機質の感じと床のひんやり感が敬遠される理由ですが、ユニットバスなら15万円も有れば充分浴槽、壁、床、天井までツルツルのピカピカに出来るのです。

が、タイル、コンクリートはコーティングは出来ません。

この状況では選択の余地はなく、1択です。
パネルを貼る意外に方法は有りません。

ところがコーティングにくらべ結構高くつきます。当社もグレードによってアイカ工業のセラール(メラミン化粧板)FRPパネル貼り、積水のパロア(塩ビシート)をバックアップ材に張って使用、の3種類が有ります。

現在は北村化学のエルクリーンもあります。


今回は予算が20万円前後と言う事でパロアのコンフォートパネルをタイル部分と床に使用しました。


現在は床シートについては東リのバスナシリーズがメインです。

もちろん床は左官で排水枡を作り下地処理も含みます。

浴槽は大阪ガスさんのリースなので(もちろんステンレスはコーティング出来ません)そのままです。

ピンクベージュの材料でタイルの上に貼りました。

壁をパネルで床をシートで張った在来の浴室

奥の空いたスペースに浴槽がはまります。

浴室パネルでリフォームしたお風呂
タイルの冷たさは解消しました。

在来工法のお風呂リフォームのまとめ

タイルの壁面の痛みが多いケースやタイルの割れがあるケース、また全体的に老朽化しているケース

寒く感じるケースやタイルの色や模様が気に入らないケース

ずばり、浴室パネルを張ることをお勧めします。価格は材料によっていろいろ選べます。今回はリフォーム方法なのでこの1点のみの答えになります。

もちろん、タイルの張替えをするのも選択肢です。価格は別としてですが。

タイルの床のリフォームも床のシートを張るのが最良の方法です。特に東リのバスナシリーズは近年そのデザイン性の良さから需要は多いです。

最後に壁、床のリフォーム相場の参考にしてください。