金本阪神タイガースの2016年甲子園開幕戦が劇的勝利のわけ

2017/11/06

待ちに待った甲子園での広島を迎えての阪神タイガース開幕戦です。今回は1塁アルプスからの観戦です。幸先の良いスタートを切った金本監督率いる阪神タイガースですが、キャンプからじっくり見ていますが金本監督の思い描いたやりたいことが我々トラキチにヒシヒシと伝わってきます。以前と比べて何が変わってきたのでしょうか?今夜の試合も踏まえてトラキチの目で検証していきたいと思います。

2016年の阪神タイガースで変わってきている点

  • 選手すべてが(投手も含め)良く走る
  • 初球のストライクを強振できている
  • 無駄なバントはしない
  • チーム内のポジション争いがある
  • 試合中に緊張感がある
  • 監督が親、兄弟のように選手に接している
  • 若手選手が良く練習するようになっている
  • コーチ陣が厳しくなった

ざっと挙げてみましたが、僕が1番に思ったのは金本監督の指導力。ここに尽きると思います。就任すると同時に自分の目にかなったコーチ陣を揃え、選手育成のためにあえて鬼にならせています。それと、これと思った先週は徹底的にコーチと監督自ら指導しています。金本監督が最初に言っていた言葉が超変革、チーム作りと並行して常勝軍団に育てていく。これって、結構難しいことなんですが!今までの阪神タイガースは7月頃までは良いポジションにいても、毎年、終盤に息切れ。監督の作戦ミスもあるでしょうが、メンタル面も弱かったのが阪神タイガースです。ユニフォームを脱いで外からタイガースを見てきた金本監督は何が足りないのか良くわかっていたと思います。監督要請を受けた時点で阪神の監督の人気球団ゆえの怖さもわかっていたはずです。球団フロントからチーム作りを2〜3年で頼まれても関西の狂人的ファンは待ってくれません。勝たなければクビです。だから、金本監督もキャンプは練習に次ぐ練習。そして、全力で走れるようリレーを取り入れたり選手全員の意識改革に手をつけました。でも、それだけで簡単に強いチームになれるでしょうか?僕が見ていてこの人やるなと思ったことがあります。

金本監督のここがすごい

  • 特に目をかけた選手に対しては徹底的に指導
  • 選手を褒める
  • 2軍からあげた選手はすぐに使う

シーズンが経過していくともっとすごいなと思う点が出てくると思いますが、最初の点はキャンプに入った直後に江越選手、高山選手、横田選手の名前を挙げていました。一流打者に育てたいと。江越選手はキャンプ後の紅白戦以降、オープン戦でも片岡コーチ、浜中コーチ、また自身も手塩にかけて指導していましたが結果がでず、バッティングはバラバラになり途中タイガース1軍で最初の2軍の鳴尾浜行きを命じられました。その翌日は甲子園でのオープン戦初日。朝から金本監督は鳴尾浜に行き、江越選手を見に行き、そして激励しました。この絶妙なタイミングでのフォロー。なかなか目の細かい指導者ぶりに感心しました。育てたい選手を谷に落としても激励する。それもすぐに!その結果が江越選手の2打席連続の代打ホームラン。監督も嬉しかったと思います。おまけに今日からは先発で横田選手に変わって2番センターです。第1打席でホームランですよ。選手の気持ちを掴んでいますね。監督も企業の社長も選手や社員がこの人のために頑張ろうと思わないとダメですよね。これって結構難しいことなんですが。

それと、高山選手には最初からバッティングは手をつけるところがないと大絶賛です。その結果が開幕から1番スタメンです。結果も残しています。横田選手はがむしゃらさを笑いながら褒めていましたが、オープン戦で打つわ打つわで監督も横田から横田君、最後は横田さんと呼び方を変えて褒めていました。でも、金本監督が本当にすごいのはここからです。

開幕スタメンを1番高山、2番横田、3番ヘイグというオーダーです。未知数の3選手を使ったことです。ここに金本監督の本当の凄さが見えてきます。この3人が機能しないと4番福留、5番ゴメスが機能しません。まさしく大博打に見えそうですが、僕はそうは見ません。土台作りを目指しながら(若手にチャンスを与え)常勝軍団にする監督のかけですが、信念のようなものが見えてきます。また、このオーダーでないと監督が言っている鳥谷選手が変わらなければタイガースは変わらないのです。つまり、鳥谷選手はもっと大きいの(ホームラン)も打てるはずなのです。彼を1番や2番に起用したら塁に出ることを優先して積極的に打たなくなります。選球眼の良い鳥谷選手ですから。それでは変われません。監督は鳥谷選手に好球必打を期待しているのではないでしょうか。それゆえ1番2番は若くて勢いのある走れる選手が良いのです。

監督は勢いに乗らせてチームを常勝軍団にしようとしています。だからこのオーダーは大博打ではなく監督の信念に見えました。多分、彼らが調子を落としてもすぐには変えたりしないでしょう。トップたるもの迷わずです。上記の3点ですが開幕から勝利インタビューで金本監督はいつも選手を褒めています。2軍からあげた選手はすぐに使っています。このままいくとは思いませんが、采配に一貫性がありわかりやすいです。今は勢いも出てきています。その象徴が今夜の試合でした。

劇的なドラマのようなサヨナラ勝ちのタイガース

能見投手が1回に2失点し、嫌なムードでしたが、その裏にすぐに2番江越選手が3打席連続のホームラン。これが大きかったと思います。そして互いに先発投手が好投をして2対1で迎えた9回裏。去年から相性の良い広島の中崎投手から福留選手のセンター前ヒット、続くゴメス選手も同じくセンター前ヒット。鳥谷選手に決めてもらいたっかたのですが、投手前のボテボテ」のゴロ。2アウトかと思いきや、焦った中崎投手が1塁へ悪送球で代走の荒木選手が同点のホームへ。もう1人の代走の大和選手は3塁へ。1アウト1,3塁で迎えるバッターは西岡選手。

サヨナラヒットの西岡選手と金本監督

2ストライクからノーステップで打った打球は阪神ファンの夢を乗せて外野手を越え、サヨナラヒットでした。この一気攻撃が今年の阪神の特徴です。伏線は9回表の阪神の高橋投手が3人でピシャリと抑えた点です。彼の良さは小さな体に似合わない闘争心です。打者に向かっていきます。この闘争心がナインに伝染します。今夜は女王陛下と甲子園でしたが1塁アルプスはサヨナラ勝利の瞬間は皆興奮のるつぼでした。また、勝利インタビューのサボリ大魔王の西岡選手の姿が感動的でした。はじめは冗談で笑わせた彼が途中から涙ぐんでる姿を見て思わずもらい泣き寸前になりました。この勝利も開幕ダッシュも金本監督のなせる技?に違いありません。なにか優勝しそうな予感がするのは僕だけなんでしょうか!久々のトラキチ万歳なんですが、今年も独自の観点で書いていきますので宜しくお願いします。